高学歴ADHDの適職

「ADHDに合う仕事を調べてみたけどだいたい芸術系で合わない」

「高学歴の理系タイプのADHDに合う仕事を知りたい」

そんな人に会う職種をお伝えします。私自身がADHDの傾向があるため仕事選びではとても苦労してきました。今では満足いく働き方を実現できているのでお役に立てると幸いです。

高学歴ADHDが仕事で困ること

私自身ADHDですが高学歴を生かして大手企業の内定をもらえました。しかし入社後にとても困りました。

ミスが多い

まず細かいミスがとても多かったです。チェックリストを作るなど仕組み化をしていてもやはり周りの人に比べて正確に作業をこなす能力は低かったです。

チームプレーが苦手

大企業においては基本チームプレイが求められますがこれも苦手でした。考えてみればこれまでの人生では勉強をすることなど個人作業で成果を出してきました。

規則正しく仕事することが苦痛

毎日通勤して規則正しく過ごすことが苦痛でした。ルーティンワークをする中で生きがいを見つけられずにひたすら苦しい日々を過ごしていました。

言われたことを直せない

一度指摘されたことを直せずに2度目に怒られることがよくありました。これは社会人として致命的ですね。

合う職種

このような私でも無事合う職種を見つけることができました。

基本方針

ではどのように会う職種を探していったのかまずは基本方針から説明します。

マイナスを超えるプラスを生み出せること

全てはここに帰結します。マイナスの部分は正直治りません。どんなに気をつけてもミスはしますしどんなに自分を直そうとしても嫌なものは嫌です。チームプレイで何かを達成した経験もありません。この部分は治らないものとして扱いその分のプラスを生み出すことを考えます。

強みを活かすこと

大事なのは強みを生かすことです。高学歴の中にも色々なタイプがいると思いますがADHDタイプの高学歴の人は個人での作業が得意な人が多いと思います。文系であれば文章関連の事務処理能力、理系であれば数学系の能力は高かった人も多いのではないでしょうか。全体として学習意欲があったり勉強を続けるための行動力はあるという人が多いです。以下ではより詳しく適職の条件を説明します。

知識が参入障壁になるもの

まずは知識が参入障壁になるものを選びましょう。例えば弁護士の先生にアドバイスをもらうのに、その先生が細かい漢字をミスしていても、それで仕事の依頼をやめるような騒ぎにはならないと思います。もちろん他の業務がおろそかな人なのではないかという疑念を抱く程度はあると思いますが致命的ではありません。(細かいミスをするというのはもう治らない前提です)

それはその人が自分の知らないことを知っているからです。これがコンビニバイトの人がお会計をミスするなどだとしたら他のバリューが少なく代替可能性が高い人なのでクビになる可能性も高いです。このように知識が参入障壁になるものを選ぶことで少しでも仕事を続けられる可能性を高めることができるのです。

理解が難しいもの

理解の難しい概念を理解できることもスキルです。例えばプログラミングにおいて難しい概念をそもそも理解ができないという人はたくさんいます。こういった理解の難しい学問に秀でてそれを実務に生かすことで他の人にはできない仕事ができます。

行動力が必要なもの

自分の場合は行動力もあるタイプのADHDだったので個人向けの営業なども適していました。あとはネット上でこのように発信をする活動も適していました。試行錯誤を繰り返して一発当てるのを狙う必要があるので普通の人間なら途中で諦めてしまいます。

具体的には

では具体的にはどのような職種がおすすめなのでしょうか。

エンジニア

まずはエンジニアです。文系の人でもなることができます。エンジニアになるとしたら専門性の低い仕事だとチームプレーになってしまうのでとことん専門性を突き詰めるために個人で勉強をしましょう。そうすることで業務を丸ごと任せてもらえる確率が高くなるので無駄にチームプレーをする必要がなくなります。マネージャーではなくプロフェッショナル型のエンジニアを目指しましょう。

ライター

ライターもおすすめです。高学歴として学生生活を過ごしてきていると麻痺しているかもしれませんが世の中のほとんどの人は長い文章を書くことは難しいと思っています。適切に段落を分けたり文章を書けることは高学歴の間では当たり前とされていますが一つの才能であることは間違いありません。また常に新しい分野を追いかけたり最新のトレンドを追う必要があるので知識のインプットが得意な人、つまり学習意欲の高い人に向いているのです。

マーケター

マーケティングスキルは汎用性があるのでとてもおすすめです。個人プレーが多い範囲ということであればWebマーケティングがおすすめです。自分自身も元々個人事業としてWebマーケティングを勉強した上でアフィリエイトブログの運営やSNSマーキ経由で商品を売ることをして稼ぎ始めていました。企業に勤めてこの辺の専門性を身につけるのもありです。企業の中でもこういった分野に専門性があると大きい業務を任せてくれることも多いです。

専門知識の講師

専門知識をインプットした上で教えるという職業もおすすめです。とにかく他の人が知らないようなことを思い切り勉強してそれを伝えるということをしていけば多少ミスがあったとしても価値提供ができるのです。

個人での発信

私自身は今個人でWebマーケティングを通じて塾事業をやっています。これはADHDかつ高学歴の人間に非常に適した生き方だと自分で感じています。今このように満足いく働き方ができているのも徹底して自己分析を行い自分に合う職業を研究してきたからです。

まとめ:長所で短所をねじ伏せる

基本的な方針としては自分の長所を極限まで伸ばして短所が気にならないぐらいにすることです。もしこの分野についてもっと興味ある人が多ければさらに詳しく発信をしていこうと思います。

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