大手ホワイト企業からの第二新卒転職体験談

「ハイキャリアの第二新卒に関する実体験がネット上に少ない」

「今の会社が辛いわけではないけどもっと上に行きたい」

そんな方のための記事です。

自分の経歴

まず簡単に自分の経歴を説明します。東大卒業後に大手のit企業に入社しました。その後別の大手企業に第二新卒で転職をし現在は独立をしています。

転職を決意したきっかけ

転職を決意したきっかけを簡単に説明します。

社内決済など事務処理が面倒

昔ながらの企業だったので社内決済や社内調整が業務のほぼ全てだったと言っても過言ではありません。どんな仕事でもひたすら確認やすり合わせ作業です。「〇〇部の佐藤さんに確認しておいて」「〇〇部の山田さんに確認しておいて」そんなんばっかです。果たしてこの仕事を通じて自分は成長できているのかと感じました。

またこういった社内決済を正確に行うタイプの仕事は自分は適性として向いていないとも思いました。新しいことを行うとか売上を立てるとかそういった仕事に興味があったのです。

社風が合わない

保守的で減点法な評価制度も気になりました。そういった評価制度につられて、社員全体が保守的な雰囲気になっていました。今思えば業界ごとにどんなタイプの人がいるのかを就活の時点で正しく理解できていなかったのだと思います。自分としてはもうちょっとエネルギッシュな人がいるところで能動的に仕事をしていたいと思っていたので社風としてのミスマッチもありました。

裁量権がない年功序列

若いうちは裁量権がありません。下手したら入社して5年以上も「若手(笑)」扱いです。大きなPJを動かす機会も与えられずにひたすら事務処理をやる日々の中で、スキルアップしている感覚は得られません。

どんな流れで転職活動したか

転職活動をすると決めてからは3ヶ月ほど転職活動を行いました。メガベンチャーや大手企業、コンサルなど様々な業界を受けました。コンサル転職の実体験については以下の記事でも解説しています。

基本的にはどこの会社も応募して書類が通ったら面接対策をして何回か面接をした後で内定でした。

意外だったこと

事前にネット上で情報収集をしていたものの、それでも転職活動において意外だったことを以下で説明します。

書類はスラスラ通る

書類は予想以上にスラスラ通りました。親和性のあるような業界であればほとんど落ちません。ここでは1社目に大手企業を選んだありがたさを感じました。

親和性のない企業は容赦無く落ちる

気をつけたいこととして親和性のない企業では容赦なく落としてくることもあります。特に大手企業だと高学歴であったり1つ目の企業が有名企業だったので受かりやすかったのだと思いますが、少数精鋭な感じの企業だと書類で落ちることが多かったです。学歴や大手での職歴は万能でないことに気づきました。1社目での担当業務はバックオフィス系だったのですが、営業系は落ちることも多かったです。

たくさん受けるのはきつい

ホワイト企業とはいえどたくさん受けるのはきつかったです。業務が終わるのは早くて5時半とかになるのですが、そこから面接を入れようとすると1,2件が限界です。当然たくさんの企業を受けるわけなので面接の回数はトータル30回ぐらいはやってたと思います。会社業務との兼ね合いもありやはり転職活動としては3ヶ月以上を見込んでおいた方が良いでしょう。面接以外に準備の時間も結構あります。あとはWebテストの負担も大きかったです。会社ごとに異なるウェブテストを受験しなければならず、1回あたり2時間ほどかかるので、平日の仕事の後はこういったWebテストなどで潰されてしまうことも多くありました。思ってた以上にたくさん受けるのはきつかったです。

「未経験可能」「第二新卒OK」は狙い目

未経験可能な職場や第二新卒OKの職場は狙い目です。先ほど述べたように今までの業務と親和性のない企業は容赦なく落としてきます。しかし今の自分の職種と違うものも見てみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。そこで求人に未経験可能と明記してあるものに応募すると今までのキャリアとまた違ったキャリアを視野に入れることができます。キャリアチェンジに関しては以下の記事も参考にしてみてください。

人生においてまたとないチャンスなので存分に生かしましょう。

まとめ

大手のホワイト企業から転職をした身としてネット上の記事ではわからなかったことを書きました。少しでも参考になれば幸いです。

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